ふでともかきかた教室とは

 ふでともかきかた教室とは、年中~小学生を対象とした習字教室です。かきかたにお習字の効果を取り入れ、美しく正しい文字の基礎を身につけます。

 幼稚園保育園の課外教室の他、先生のお宅や会館など地域の教室=パートナー教室もあります。

はじめに正しく

 大人でも「くせ字を直したい。」「きれいな字が書けたらいいなぁ。」と思う方は多いものです。はじめに覚え込んでしまった間違えた書き順やくせ字はなかなか直しづらいものですね。覚えはじめのこの時期こそ正しく、美しい字を身につける最良の時。教室では一人一人のお子さんの興味と進度に合わせて楽しく、正しく美しい文字の基礎を身につけられるようにすすめていきます。

えんぴつだけじゃない~ふでの効果

* 筆を使って、ゆっくりていねいに書くことで、集中力やていねいさが養われます。

* 半紙に大きく書くことで、小さなますに書くより形をしっかりとらえることができます。また、おろそかになりがちな、「とめ」「はね」「はらい」もしっかり学べます。

* 姿勢がよくなります。筆を持ち、紙に向かうことは集中力やていねいさだけでなく、持続力・注意力・落ち着き・姿勢のよさなども自然と養われていきます。こういった力は学業やスポーツ、さまざまな社会活動の基礎となっていくものです。

ふでだけじゃない~えんぴつの効果

 その日に筆で書いた字を鉛筆でも書いたり、プリントに書かれた字を読んだりしてふだんの読み書きに生かしていきます。筆と鉛筆の両方をやることで大きな効果を生み出します。

水書道®でお稽古します

 幼稚園児さんは「水書道」でお稽古しますので、服や手が墨で汚れる心配はありません。

「水書道」®水で書くと墨で書いたように色が変わる特別な紙(水書きグー)でお稽古します。

 お道具の心配なし!書道セットをプレゼント。

定員8名(小学生10名)の少人数制

 定員を超える場合は講師が複数になります。

お稽古の流れ 例:幼稚園児のコース

園児来園

教室に案内し、入室。園児は、入口で「お願いします」

お道具の準備

習字道具を準備します。自分できちんと並べることで、自立心や丁寧さが自然と養われていきます。

始まりのごあいさつ

楽しく手遊び歌をした後、手はお膝へ。背筋を伸ばし、静かに気持ちを落ち着けて

先生:「これからかきかたきょうしつをはじめます」

園児:「おねがいします」 大きな声で元気よく。挨拶や礼儀を大切にします。

今日、書く文字のパネルを見てみんなで読む

文字の読みかたをしっかりとらえた後は、ことばあつめをしたり、カードを読んだりして、文字を言葉としてとらえます。

先生が字を書きます

半紙4枚版の大きな水書き用紙に書きます。目の前で、はねやはらいを見せるので、どんなふうに書いたらよいのかがよく分かります。

先生のお話をしっかり聞く力もとても大切です。ふでともかきかた教室は定員8名の少人数制(8名を超える場合は講師が複数となります)。

子供たちに聞く力を身につけさせます。

園児が書く

水書道の半紙に大きく1文字を書きます。紙には十字の点線が入っているので、形をしっかりとらえることができます。

お手本をすぐ横において書きます。お習字では当たり前のことですが、このことにより観察力がつくのです。すぐ横にお手本があるので、子供たちはお手本と自分の書いた字を見比べながら、「ここがうまく書けた」「そこがうまくいかなかった」と自分で評するようになります。講師は、「うまく書けた」ところを褒めるとともに、「うまくいかなかったところに自分で気づけたこと」を褒めてあげます。そして、どうすればよかったかを一緒に考え子供に示していきます。清書の時にうまく書けたときの子供の喜びはひとしおです。こうした体験を通しながら、観察力・判断力・自己解決能力なども育まれていきます。

「お習字を習っている子って賢い子が多いわね。」そうお感じになったことはありませんか?お習字は正しく美しい字を書くことができるようになるという以外に様々な能力の基礎を自然と養っていくのです。

習字道具の片づけ 鉛筆の用意

自分のお道具を自分で片付けます。

プリントに書く

年中用・年長用と違うプリントになります。特に、年長用には「ことばあつめ」のコーナーがあり、自分で考えた言葉を書いていきます。その際に、個々の進み具合に応じて、濁音・半濁音・拗音・促音・カタカナなども指導していきます。

筆で書いた字と同じ字をプリントで練習します。筆で学んだ字をすぐにえんぴつで練習することにより、普段の字に反映させていく。このことは「ふでともかきかた教室」のもう一つの特徴です。

きめ細やかに見て回り、鉛筆の持ち方・姿勢などもチェックします。

終わりのごあいさつ

「きをつけ」 背筋を伸ばし、気持ちを落ち着けて、スーッと深呼吸

「これでかきかたきょうしつをおわります」

「ありがとうございました」 締めくくりの挨拶も大切です。