お稽古の流れ:幼児

道具の準備とご挨拶

来室したらまず、習字道具を準備します。自分できちんと並べることで、自立心や丁寧さが自然と養われていきます。

背筋を伸ばし、静かに気持ちを落ち着けて「おねがいします」と大きな声で元気よく始まりの挨拶をします。ふでともかきかた教室は挨拶や礼儀を大切にします。

先生の説明を聞く

まず、今日の文字を見てみんなで読みます。文字の読みかたをしっかりとらえた後は、楽しくことばあつめをしたり、カードを読んだりして、文字を言葉としてとらえます。

 

その後、先生が字を書きながら、書き方の説明をします。目の前で、はねやはらいを見せるので、どんなふうに書いたらよいのかがよく分かります。
先生のお話をしっかり聞く力もとても大切です。ふでともかきかた教室は定員8名の少人数制(8名を超える場合は講師が複数となります)。
子どもたちに聞く力を身につけさせます。

生徒が筆で書きます

水書道の半紙に大きく1文字を書きます。紙には十字の点線が入っているので、形をしっかりとらえることができます。
お手本をすぐ横において書きます。お習字では当たり前のことですが、このことにより観察力がつくのです。すぐ横にお手本があるので、子供たちはお手本と自分の書いた字を見比べながら、「ここがうまく書けた」「そこがうまくいかなかった」と自分で評するようになります。講師は、「うまく書けた」ところを褒めるとともに、「うまくいかなかったところに自分で気づけたこと」を褒めてあげます。そして、どうすればよかったかを一緒に考え子供に示していきます。清書の時にうまく書けたときの子供の喜びはひとしおです。こうした体験を通しながら、観察力・判断力・自己解決能力なども育まれていきます。
お習字は正しく美しい字を書くことができるようになるという以外に様々な能力の基礎を自然と養っていくのです。


筆の学びを生かして鉛筆で書きます

年中用・年長用と違うプリントになります。特に、年長用には「ことばあつめ」のコーナーがあり、自分で考えた言葉を書いていきます。その際に、個々の進み具合に応じて、濁音・半濁音・拗音・促音・カタカナなども指導していきます。

筆で書いた字と同じ字をプリントで練習します。筆で学んだ字をすぐにえんぴつで練習することにより、普段の字に反映させていく。このことは「ふでともかきかた教室」のもう一つの特徴です。

きめ細やかに見て回り、鉛筆の持ち方・姿勢などもチェックします。